昌平 vs 立教新座(写真=矢島公彦)

 関東高校大会とインターハイの両予選でベスト8の立教新座は、57年ぶりに4強入りした前回大会の主力の大半が抜け、昨季レギュラーだったDF岡本聡吾(2年)が故障でメンバー入りできず、先発での経験者はDF今野朝陽(3年)が残っただけの陣容だ。

 初戦の2回戦で早大本庄を、3回戦では浦和北をいずれも3-0で下したが、準々決勝では得点機がほとんどなかった。マイボールにしてもつなぎのパスを鋭い出足でカットされ、セットプレーや逆襲でも効果的な崩しの場面を作れなかった。前田和伸監督は「力負けです」と完敗を潔く認めた。

 2試合連続無失点の快勝に藤島崇之監督は、「プレスも含めて要所で抑えることができましたが、課題もあったのでそれを修正して次の試合に備えたい」と勝っても手綱を緩めないいつも通りの総括を述べた。

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▽第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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