就任4年目で、埼玉県の全公式戦を通じて初めてベスト4に名乗りを上げた村松浩監督は、「(結果を出すのは)そう甘いものではありませんでしたが、今日は選手が辛抱強くやってくれました」とイレブンを褒めると、「武蔵越生の攻撃陣は強さとうまさがあることをよく理解しているので、自由にやらせないことを意識付けて準備してきました」と守備ラインを中心に、全員が我慢強くボールに食らい付いたことを勝因に挙げた。

 村松監督はJリーグ浦和レッズのトップチームのコーチや、アカデミーセンター長を歴任。レッズレディース監督時代は、なでしこリーグ優勝も経験しているベテランの指導者でもある。「相手を攻略するアクションを練習の中からやってきたが、この試合では準備してきたことを最初からやれました」と笑顔が絶えない。

【次のページ】 決勝トーナメント準々決勝 武蔵越生 vs 浦和学院(5)

▽第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選