インターハイ予選決勝(2-1で昌平の勝利)でも顔を合わせた両者。今予選では昌平がここまで計3試合で17得点2失点という圧倒的な強さで勝ち上がり、東京成徳大深谷は3試合をいずれも1点差ゲームを競り勝ち、初めて決勝の舞台に辿りついた。

 この日も主導権を握ったのは昌平だ。

 右のMF10荒井悠汰(3年)、左のMF24大谷湊斗(1年)の両サイドハーフの突破力を活かしてスピーディに攻め立てる。このサイドアタックに右SBのDF22田中瞭生(2年)と左SBのDF2武村圭悟(3年)が絡み厚みをもたらしていった。

 またMF7土谷飛雅(2年)のパスを警戒されても、ともに2ボランチを組んだMF8長準喜(2年)が巧みな足技を駆使して推進し、局面の打破を狙った。

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▽第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選