GK和田悠汰とDF茂木郁也は渋谷幕張の堅守を支えた(写真=多田哲平)
前半アディショナルタイムには、相手MF11小高知也(2年)に枠スレスレの際どいミドルシュートを浴びたが、これを凌ぎリードで試合を折り返す。
後半も雨脚が強くなったかと思えば、晴れ間がのぞく、気まぐれな天候に。試合内容も一進一退が続く。
検見川はまたも佐竹のロングスローから、49分にMF15森田翔允(3年)のシュートにつなげ、70分過ぎにはMF7有木拓樂(3年)の際どいシュートを演出していく。
結局追加点を生むことはできなかったが、相手FW9猪俣一樹(2年)にゴールへと迫られた70分と74分のピンチをGK1齋藤祥也(3年)らが粘り強くストップ。最後まで渋谷幕張に反撃を許さず、しぶとく勝ち切った。
1-0で激闘を制した検見川が見事に”昨年越え”。2回戦では国分と対戦する。
一方、それぞれが持ち味を発揮した渋谷幕張の戦いぶりも決して見劣りしなかった。GK1和田悠汰(3年)が声を張り上げチームを鼓舞し続ければ、DF5茂木郁也(3年)はカバーリングに奔走。DF7塩澤好誠(3年)は攻守に渡り幅広く働き、猪俣とFW15志保田仁(3年)は果敢な飛び出しと力強いポストプレーで攻撃を牽引した。また途中出場のDF4小嶋響(3年)もこの日は前線に入って体を張った。
(文・写真=多田哲平)
▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選