気まぐれな天候同様に一進一退…渋谷幕張との激闘で検見川がウノゼロ勝利

検見川のDF佐竹琉聖は守備だけでなく鋭いロングスローで攻撃でも貢献(写真=多田哲平)

 第101回全国高校サッカー選手権千葉予選の決勝トーナメント1回戦が10月10日に行われ、検見川渋谷幕張が対戦。

【フォトギャラリー】検見川 vs 渋谷幕張

 激しく移ろう空模様と同じように、目まぐるしく攻守が入れ替わる激闘を制したのは、検見川だ。

 ともに県3部の上位に位置し、昨年度はいずれも1回戦敗退。”昨年越え”をかけた両者の試合は開始直後からオープンな蹴り合いとなる。

 検見川は立ち上がりこそ渋谷幕張のスピーディな攻撃に押し込まれたものの、これをDF3小野颯太(3年)とDF4佐竹琉聖(3年)を中心とした守備陣がはね返していく。

 一方の攻撃で、渋谷幕張に脅威を与えたのが佐竹が繰り出すロングスロー。8分、16分と、長身FW9品川翼空(3年)をめがけた砲弾でゴールを脅かした。

 検見川に先制機が訪れたのは、雨が降り出してからおよそ5分ほど経過した25分。敵陣ペナルティエリア手前でボールを拾ったボランチのDF8福井朝陽(2年)が右足を振り抜きゴール右隅を射抜いてみせた。

【次のページ】 決勝トーナメント1回戦 検見川 vs 渋谷幕張(2)

▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選