MF高橋旺良は巧みなドリブルを披露し、1得点も(写真=多田哲平)

 すると36分、敵陣中央でボールを受けた左SBの高橋が相手4人をヒラリヒラリとかわしながら前進して右足を一閃。強烈なミドルシュートをゴール左上に突き刺し、先制点をもたらした。

 この1点が確実に流通経済大柏の焦りを生んだ。アバウトな形でカウンターを狙ってくる流通経済大柏に対し、DF4大磯竜輝(3年)、DF3大友俊輔(3年)、GK1笹崎翔矢(3年)が堅実にはね返していく。

 ハーフタイムに気合を入れ直して前掛かりとなった流通経済大柏に押し込まれる展開が続いた後半も、この3人を要とした堅固なブロックは簡単には崩れなかった。

 そして54分に再びスコアを動かしたのも中央学院だった。右サイドで得たFKの流れからバーに弾かれたボールをMF15永井倫太郎(2年)が右足で押し込んで2点目を奪取。同点弾を狙う流通経済大柏を尻目に、むしろリードを広げてみせた。

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▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
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