決勝点を決めガッツポーズするDF21田村和也(2年)
後半に入ると、すぐに八千代MF10田中颯真(3年)が走力を上げて右サイドから好機を創出したが、先にスコアを動かしたのは習志野だった。
後半6分、CKの流れからMF14木村颯真(3年)がゴールネットを揺らし、ついに均衡を破ってみせた。待望の先制ゴールに、木村は応援に駆けつけている部員と歓喜を分かち合った。
先制を許しててしまった八千代は、そこから反撃に出る。右サイドをメインに攻撃を仕掛け、またCKなどからも同点ゴールを狙っていった。
すると後半35分、サイドから攻勢を強めていた八千代が決定機を迎える。左サイドからのクロスをMF5實川俊輔(3年)がニアで合わせて同点ゴールをゲット。残り時間も少ないなかで、試合を振り出しに戻した。
しかし、このまま試合は終わらなかった。
アディショナルタイムに入り延長戦突入の気配が漂うなかでドラマが生まれる。後半40+1分、習志野のCK。放たれたボールにDF21田村和也(2年)がファーサイドでヘディングで合わせて決勝点を奪取。習志野が見事に劇的勝利を収めた。
タフなゲームを勝ち抜いた習志野は、さらなる勢いもって、市立船橋との準決勝に臨む
▽第101回全国高校サッカー選手権千葉予選
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選