苦しみながらの3得点で都立駒場が2回戦へ!都立青梅総合のタフネスに打ち勝つ

攻守に働いた都立駒場のMF松本航輝(写真=多田哲平)

 第101回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選1回戦が8月28日に行われ、都立駒場都立青梅総合が対戦。都立駒場が3-0で勝利を収め、2回戦進出を決めた。

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 都立駒場は立ち上がりから攻め立てた。後方から丁寧に組み立て、サイドハーフのMF11高原匠(2年)とMF7大谷築代(2年)がスピード豊かに敵陣を突破すると、FW10早川賢翔(3年)とFW9鳥海遼太郎(3年)の2トップが待つゴール前へとパスを供給していく。かたや守備では、素早くセカンドボールを回収し、主導権を握り続けた。

 しかし、なかなか先制点が奪えない。

 17分の高原のクロスは中央に走り込んだ大谷にわすかに合わず。32分の早川のシュートも枠の上に外れる。35分にMF21鎌田哲平(2年)とのワンツーでペナルティエリア右に抜けたDF5後藤優允(3年)のクロスもシュートにはつながらない。そして37分の後藤が上げたCKに合わせた早川のヘディング弾も、相手GK1工藤波琉(3年)のファインセーブに阻まれる。

 都立青梅総合の粘り強い守備をようやくこじ開けたのは38分だった。ペナルティエリア右を打開すると、最後はゴール前に走りこんだ高原が押し込んだ。

 「これじゃあ足りねえぞ!」。守備陣からそんな声が飛び、都立駒場は追加点を狙う。

 ところが、後半も都立青梅総合のタフネスぶりに苦しめられる。

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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
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