FWワフダーン康音らのゴールで国士舘が勝利し、決勝進出(写真=多田哲平)

 リードを奪った国士舘はその後、最後までDF2宮本秀(3年)とDF23大阪竜也(2年)のCBコンビが築く堅陣を破られることなく、リードを守り切った。

 見事に勝ち切った国士舘は、本田テクニカルアドバイザーが就任してから初の決勝進出。5年ぶり4度目の全国切符まであと1勝。決勝では成立学園と対戦する。

 一方で敗れた大森学園も見応えのある戦いを披露。安永聡太郎テクニカルダイレクターの指導のもとで磨いてきたパスワークはハイレベルで、国士舘の組織的なプレスを丁寧に掻い潜っていった。FW11阿部圭佑(3年)の突破力、MF10原田大聖(2年)のテクニック、DF2大澤郁輝(3年)とDF3高梨天馬(3年)の冷静な組み立てはとりわけ光った。

(文・写真=多田哲平)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選