東邦イレブン(写真=会田健司)

 ゲーム後、履正社の平野直樹監督は「トーナメントの試合なので初戦が凄く大事で、ここで波に乗れるか。そういう意味では勝利したこと、点を取るべき選手が点を取れたことが好材料だと思います。これだけの大会なので、自分たちのやりたいことだけじゃなく、相手の嫌がることも考えて子供たちがやってくれました」と試合を振り返った。

 対して東邦の石渡靖之監督は「少し守備的なフォーメーションで我慢強く前半を凌いで、システムを変えながら点を取りに行きたかったんですが、力の無さから失点してしまいました。やはり相手が一枚上手だったと思います。選手たちは良く理解してくれてやってくれました。1.2年生も多く出ていたので経験には繋がると思います」と履正社の強さを認めた上で悔しさを滲ませ、それでも良い経験が出来たとコメントした。

 1回戦を突破した履正社は31日に2回戦で盛岡商と対戦する。

(文・写真=会田健司)

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権