左SBの山内恭輔は攻守に存在感を示した(写真=多田哲平)

 前半は高足のこの1得点に留まったものの、タイガー軍団がその牙を剝いたのは後半からだ。

 47分にペナルティエリア内に持ち上がった山本がゴール右に流し込み追加点をゲットすると、56分には左SBのDF6山内恭輔(3年)からのクロスをゴール前で小池が頭で合わせて3点目を奪う。

 58分にはペナルティエリア内で相手MF10山田晃市(3年)を倒して与えたPKを決められて1点を返されたものの、68分に小池のスルーパスに抜け出した山田が4点目を決め、再びリードを3点に広げた。

 守っては素早いプレスで相手の自由を奪う。ボランチMF14徳永涼(3年)が気の利いたポジショニングでスペースを埋め、後方ではDF13杉山陽太(3年)とDF4齋藤駿(3年)が対人の強さを発揮。PKを与えたシーン以外はほとんど決定機を作らせなかった。

 すると74分に再び左サイドの山内のクロスに合わせたMF17山田晧生(3年)のシュートのこぼれ球を小池が詰めて5点目。77分には相手ディフェンスラインの裏に飛び出したMF11堀川直人(3年)が6点目を決めてゴールショーを締め括った。

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