2ゴールを決めた國學院久我山MF高橋作和(写真=矢島公彦)

 対する國學院久我山のスターティングイレブンは、GK1石崎大登(3年)、DFは右から18井料成輝(3年)、3普久原陽平(2年)、4鷹取駿也(3年)、7岡井陶歩(3年)。中盤はアンカーに14近藤侑璃(1年)が入り、その前に8高橋作和(3年)と6山脇舞斗(2年)。3トップは右から11八瀬尾太郎(3年)、キャプテンの10塩貝健人(3年)、9中山織斗(3年)が組んだ。

 

 キックオフ直前には吹奏楽部による「久我山賛歌」が鳴り響くなど、圧倒的な久我山ホーム感がスタジアムを包む中、最初にゴールマウスをこじ開けたのは近大和歌山であった。5分、左サイドでボールを奪った彼らはすかさずカウンターに移行。尾藤の縦パスを受けた木津のシュートがDFに当たり右サイドに流れたところにフリーランでやってきた右ウイングの長瀬。迷いなく放ったシュートは國學院久我山DFに当たりコースを変え、ニアサイドに転がった。

 まさに「一撃必殺」。その後、國學院久我山は3トップばかりでなく、アンカー近藤のミドルシュートなどで押し込んだが、ドリブル・シュートコースを賢く消した近大和歌山の守備網は破れず。前半は近大和歌山1点リードで折り返した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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