近大和歌山イレブン(写真=矢島公彦)

 後半、國學院久我山はドリブルに依存する傾向があったなど「前半はよくなかった」(キャプテンのFW塩貝)攻撃をパスとドリブルを掛け合わせた形に変更。加えてやや遠かった選手間の距離を縮めることで、スイッチを入れ直す。

 その効果はてきめんだった。42分、左サイドで仕掛けた國學院久我山FW中山は、相手DFの対応が遅れたと見るや中央に折り返し。これをファーサイドに流れたボールを塩貝が決めて同点に追い付くと、45分には八尾瀬の右クロスのこぼれ球を塩貝と共に反応した髙橋がハーフボレーで決めて鮮やかに逆転。

 近大和歌山も66分には切り札のFW14木村憲慎(1年)を投入し、66分には阿児がカットインで相手GKと1対1まで迫ったものの、國學院久我山の優勢は崩れず。終わってみればアディショナルタイムにも高橋が「緊張したが決められてよかった」PKで自身2点目を奪った國學院久我山が、3-1で近大和歌山を下し3回戦へと駒を進めた。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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