【フォトギャラリー】丸岡 vs 日体大柏

 前半5分にロングスローのこぼれ球から、6番DF徳山港音がボレーシュート。以降も、10番FW伊藤大貴や11番FW小関晴人がサイドからチャンスを伺った丸岡だが、奪ってからの素早いカウンターを狙う丸岡にとってはやりづらさがあったのは事実。小阪康弘監督は「向こうの作戦だったのか、試合巧者なのか分かりませんが、相手はもう少し(前から)来ると思っていた。持たされて消極的になりすぎた気がします」と振り返る。

 「自分たちが狙うサッカーはあまりできなかったけど、相手の特徴を潰すのが1番だと思っていた」と6番MF植木笙悟が口にした通り、日体大柏にとっては理想通りの展開。相手を封じたセカンドボールを拾って、「前を向いてシュートまで行こうとは考えていたのですが、仲間がいたので周りを使いました」と振り返る15番FWオウイエ・ウイリアムに素早く預けた。そこからオウイエがパスで散らし、9番FW平野伶と10番FW古谷柊介の両翼、前線に入った11番FW吉田眞翔が4トップ気味に勢いよく攻め込んだ。

【次のページ】 2回戦 丸岡 vs 日体大柏(3)

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権