履正社がMF名願のゴールで同点に追いつく(写真=矢島公彦)

 ハーフタイムには両チームが選手交代。履正社はMF16森田夢生(2年)を、佐野日大がFW9中埜信吾(3年)を投入。すると42分、佐野日大は左サイドからDF3大野結斗(3年)がロングスローを入れると、中埜が頭でそらしたところをDF5青木柾(3年)が右足で蹴り込む。佐野日大が守って守ってワンチャンスで仕留めた。

 履正社も48分に左サイドDF2西坂斗和(3年)のクロスにMF8小田村優希(3年)がヘディングシュートを放つもクロスバー直撃。

 しかし攻撃の形が出来始めてきた履正社が遂に佐野日大ゴールをこじ開ける。59分、右サイドを森田が仕掛け小田村がクロス。自身の落としから西坂のリターンをもらった名願は切り替えしてDFを剥がすと右足でゴールネットに突き刺した。

 その後も猛攻を仕掛ける履正社だったが、佐野日大が守り抜き1-1のまま後半も終了。勝負はPK戦に突入した。

 PK戦では後攻の佐野日大が5人連続で成功し、GK平岡倖輝が3本目をストップ。PK戦を5-4で制した佐野日大が履正社を下し準々決勝に進出した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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