PK戦制し歓喜の佐野日大イレブン(写真=矢島公彦)

 ゲーム後、履正社の平野直樹監督は「あまりにもシュートが少なかった。前半は相手の5-4のブロックに怖がって外を回すだけになってしまった。後半40分あればこじ開けられると思っていましたが、立ち上がりフワッと入ってしまってロングスローは不用意でした」とシュート数の少なさと失点を悔やんだ。

 佐野日大の海老沼秀樹監督は「履正社さんはプレミアを経験している格上なので、押し込まれる時間帯が長くなるのは想定内でした。苦しい時間の連続でしたが、試合の前にも『今日は総力戦だぞ!』と言っていたので、それに応えてくれたと思います」と押し込まれながらも我慢強く戦った選手たちを称えた。

 難敵の履正社を下した佐野日大は1月4日に準々決勝で岡山学芸館(岡山)と対戦する。

(文=会田健司・写真=矢島公彦)

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権