岡山学芸館、3回目のチャレンジで4強入り!佐野日大に4-0快勝

初の4強進出の岡山学芸館(写真=矢島公彦)

 第101回全国高校サッカー選手権の準々決勝が1月4日に行われ、等々力陸上競技場では6年ぶり9回目の佐野日大(栃木)と2年連続5回目の岡山学芸館(岡山)が対戦。6番MF田口裕真の先制点を皮切りに4点を奪った岡山学芸館が勝利し、準決勝進出を決めた。

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 2008年に就任した高原良明監督の下、着実に力を付け、2021年度のインターハイではチーム最高成績を塗り替えるベスト8まで進出したが、冬の2回戦は2回戦敗退。敗れた高川学園(山口)はベスト4まで進出した。「中国地方の同じ仲間たちが、あそこまで行けるということは、自分たちも行けるということ。1年間、去年の悔しさをバネにやってきた」と9番FW今井拓人は振り返る。

 今年のチームが立ち上がってからは、チームコンセプトである「縦に速いポゼッションサッカー」に磨きをかけると共に高川学園戦で課題となったフィジカルの強化にも着手。そうした成果が夏のインターハイへの勝ち上がりに繋がったが、再びベスト8で涙を飲んだ。この日は鬼門となりつつベスト8越えを目指した3度目のチャレンジ。「相手が引いてくるのは分かっていたので、ワンタッチなどどんどんテンポ良く動かそうと思っていた」(10番MF山田蒼)と序盤から、持ち前のパスワークで佐野日大を押し込んだ。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
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