サッカーの神様はあまりにも残酷だった…抽選により横浜ユースが決勝進出!柏U-18も2点差を追いつく健闘

横浜ユースはMF白須健斗(43番)のゴールなどで2点を先行(写真=松尾祐希)

 8月1日、第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が行われ、第2試合で横浜F・マリノスユース柏レイソルU-18と対戦。横浜ユースが2点先行すると、柏U-18も前半のうちに取り返すなど、互いにアグレッシブな試合運びを見せた。だが、ハーフタイムに雷鳴が轟き始め、試合は一時中断。そのまま続行不可能となり、大会規定によって抽選で横浜の勝ち抜けとなった。

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 サッカーの神様はあまりにも残酷だった。夏空が広がる正田醤油スタジアム群馬の雲行きが怪しくなったのはハーフタイム。遠くに見えていた真っ黒な雲が徐々に近付き始め、雷の音も近くなってきた。さらに風も強くなり、雨もポツポツと降り始める。雨足も強くなり、大会側の判断で後半開始を遅らせ、20時の時点で改めてジャッジをすることに。その結果、試合続行は不可能となり、抽選で決勝進出チームを決めることになった。

 両チームともプレーできたのは前半の40分のみ。前半の激闘を考えても、試合続行不可能になったことが悔やまれる。先手を取ったのは横浜ユース。MF松村晃助(3年)、MF篠原佑岳(3年)を軸にパスワークと個人技を織り交ぜた仕掛けを見せると、9分にFW内野航太郎(3年)からラストパスを受けたMF白須健斗(1年)がネットを揺らした。直後の14分には左CKから内野が決めて加点。横浜ユースがリードを広げ、試合を優勢に進めた。

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