日体大柏が5得点で習志野を下し2位キープ!先制されるも焦り見せず
FW平野伶は2得点。日体大柏の勝利に大きく貢献した(写真=多田哲平)
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2022千葉1部の第8節が7月2日に行われ、日体大柏と習志野が対戦。日体大柏が5-2で勝利を収めた。
日体大柏は7節終了時点で、4勝1分1敗(1試合未消化)の勝点13で2位(首位の八千代とは勝点で並ぶも、直接対決で1-2のため)。対する習志野は2勝1分3敗(1試合未消化)の勝点7で7位。
ゲームの主導権を握ったのは、やはり上位の日体大柏だった。
日体大柏はサイドチェンジやロングボールを上手く織り交ぜたダイナミックな展開で、相手の陣形を崩しながら攻撃の糸口を探る。FW11吉田眞翔(3年)とFW9平野伶(3年)の2トップ、またFW10古谷柊介(3年)とMF18大和田琉星(2年)の両サイドハーフが、スピード豊かに習志野ゴールに迫った。
ところが20分、習志野に一瞬のスキを突かれる。FW27松村大輝(3年)に豪快なミドルシュートを浴びせられ、先制点を献上するのだ。
ただ、思わぬ形でビハインドを負っても、日体大柏の選手たちに焦りは見られなかった。
給水タイム明け直後の27分、DF4中村駿輝(3年)が入れたCKから、MF6植木笙悟(3年)がゴールラインギリギリで折り返すと、これに平野が頭で合わせて同点とする。
さらに39分には再びCKの流れから、右SBのDF2寺村啓志(3年)のパスに合わせたDF23古金谷悠太(3年)の得点で逆転に成功してみせた。
前半のうちにビハインドを返せたのは大きかった。仮に1点リードされた状態で試合を折り返していれば、精神的な余裕を失い、リズムを崩していたかもしれない。
日体大柏を率いる根引謙介監督は試合後、以下のように振り返っている。
「先制されても焦りはなかったです。相手が主導権を握っていたわけではなく、こちらがしっかりボールを持てていたので。失点も自分たちのミスからでした。セットプレーでしたけど、前半でしっかりひっくり返せたのは良かったかなと」