優勝した神村学園イレブン

 昌平が最終戦を勝利で締めくくった。

 神村学園に勝点6で並び、得失点差で優勝こそ逃したが、キャプテンのDF津久井佳祐を欠きながらも見事な戦いぶり。

 MF土谷飛雅と荒井で作る破壊力抜群の攻撃はもちろんのこと、インターハイで津久井の代役を務めたDF佐怒賀大門は急造とは思えないほどDFラインにフィット。1年生の上原は攻守で大活躍し、FC LAVIDAの2人はとても中学3年生とは思えない堂々としたプレーを披露した。

 一方、最終戦で敗れた神村学園は第2試合、静岡学園vs興國の結果により見事優勝に輝いた。

 インターハイでの悔しい経験。その後もチーム状態が悪かった中でのこの優勝の意味は大きい。スタメンの座を1年生のFW名和田に奪われていたFW西丸が今大会活躍したことでチーム内の競争も高まるはずだ。

 そして、攻撃力が注目される両チームが、強度の高い守備をみせたこのゲームは今大会を象徴する好ゲームであった。

(文・写真=会田健司)

▽ユースワールドチャレンジ・プレ大会 2022
ユースワールドチャレンジ・プレ大会 2022