FW後藤啓介は終盤に反転シュートを決めた(写真=徳原隆元)

 その後は、スピードとフィジカルを前面に押し出すU-18ウズベキスタン代表の力強い速攻を受ける。25分にはオーバーヘッドシュートを浴び、30分過ぎには立て続けにCKからピンチを迎えた。

 それでもこれを凌ぎ1点のリードで試合を折り返すと、後半開始直後の42分、途中出場のMF16寺裏剣(静岡学園)からのパスを受けた髙橋が強烈なミドルシュートをゴール右上に突き刺す。これでリードは2点に広がった。

 ここまではハイテンポな攻撃が機能。「長いボールを入れてもはね返されれると思ったので、良いポジションを取って、短いパスをつないでいく。フリーの選手はボールを運ぶ」(鈴木監督)狙いがハマった。

 ところがその後、徐々に球際での激しさが増すと静岡ユースは、体格で優れるU-18ウズベキスタン代表に押し込まれる場面が増える。

 45分にFW14ジュラバエフ・マフムドに1点を返されると、65分には相手の主将MF17アブドゥラザコフ・ノディルベクに右サイドから約20メートルのFKを豪快に決められて同点とされる。

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