GK森脇真一はPK戦で1本をストップしたものの…(写真=徳原隆元)

 それでも静岡ユースは78分、MF15森寧樹(富士市立)からのパスをペナルティエリア内で受けた後藤の反転シュートで3点目。終了間際で再びリードを得た。

 しかし、U-18ウズベキスタン代表は粘り強かった。U-18日本代表は後半アディショナルタイムにカウンターで左サイドを崩されると、最後はMF10ウスモノフ・ムハッマダリに決められ、痛恨の失点。土壇場で追いつかれて、PK戦へともつれ込まれてしまう。

 そしてPK戦で静岡ユースは2人目が失敗すると、3人目のキックもGKにストップされる。GK森脇が相手の4人目のキックを止めたものの及ばず、トータル3-4で惜しくも破れた。

 鈴木監督は「最初から出し惜しみせずに100パーセントでやろうと試合を迎え、最初から選手たちはよく戦ってくれた。相手は代表選手なので、技術、フィジカルは上回ってくるんだろうなというのがあったので、なんとか粘り強く守備をして、少ないチャンスをものにするということでやった。最後の最後に疲労もあって、上手くいかないところもあって、少しの隙を突かれた。そこがウズベキスタンはさすがだった。自分たちはやりたいことができていた部分もあるが、身体を張って守備をするところ、低い位置でボールを持った時にどう前に運ぶかというところが課題」と振り返った。

(文=多田哲平、写真=徳原隆元)

▽SBSカップ国際ユースサッカー2022
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