先制点を決めたのは右SB坂井駿也だった(写真=松尾祐希)
すると17分だ。左SBの高塩隼生(横浜FCユース/3年)が中央に入り込んで最終ラインの背後にスルーパスを送る。これを受けた左サイドの名願がゴール前に折り返す。最後は右SBの坂井駿也(鳥栖U-18/3年)が鮮やかなターンから右足を振り抜いてネットを揺らした。
リードを奪った後もワンタッチプレーとダイナミックな展開を用いて攻撃を展開したU-18日本代表。守備陣も粘り強く対応して得点を許さない。1−0で迎えた後半も主導権を握り、相手に付け入る隙を与えなかった。しかし、10分を過ぎたあたりから相手に押し込まれるシーンが増える。運動量が低下し、守備のスライドが少しずつ遅れていくと、20分にDFジュラボエフ・アサドベクに中央を突破されると、FWイスラモフ・リアンにミドルシュートを決められた。
試合を振り出しに戻されたU-18日本代表はフルタイムでの決着を目指し、攻撃的な布陣に変更。システムを4−4−2に変え、FW五木田季晋(川崎U-18/3年)と髙橋の2トップに変更。よりゴール前に人数を増やす策でこじ開けにかかる。だが、決定打を繰り出せず、残り5分を切ったタイミングでパワープレーに移行。192センチの長身CBヴァンイヤーデンショーン(横浜FCユース/3年)を最前線に上げ、捨て身の攻撃で局面の打開を試みた。
▽SBSカップ国際ユースサッカー2022
SBSカップ国際ユースサッカー2022