最後まで勝ち越し弾を狙った日本だったが、追加点は生まれず(写真＝松尾祐希)

　8月28日、SBSカップ国際ユースサッカー2022の最終日が静岡県のエコパスタジアムで行われ、U-18日本代表はU-18ウズベキスタン代表にPK戦で敗れて3位で大会を終えた。

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　3年ぶりに国際大会として開催された今大会。4チームの総当たり方式(大会規定により同点の場合はPK戦によって勝敗を決する)でタイトルを争うなか、冨樫剛一監督率いるU-18日本代表は最終戦を前に1勝1PK負けの状況だった。U-18ウルグアイ代表との初戦こそ1−0で勝利を挙げたものの、続く静岡ユースとの第2戦は80分で決着が付かずにPK戦で敗北(1-1/PK戦は3−4)。大会最終日の第1試合で静岡ユースが3-0でウルグアイを下しており、ウズベキスタン代表との最終戦で優勝するためには80分での勝利が必須だった。

　国際試合特有の雰囲気に加え、優勝が懸かる大一番。コロナ禍以降ではなかなか味わえない緊張感の中でキックオフを迎えると、U-18日本代表は序盤から主導権を掴む。守備時は5−4−1、攻撃時は4−4−2の布陣を敷く相手に対し、日本は相手の動きを見ながら対応。可変システムにも動じず、4−3−3の並びにこだわらずテンポ良くボールを繋いでいく。

　丁寧なビルドアップから中盤にボールを入れると、インサイドハーフに入るキャプテンの徳永涼(3年/前橋育英)、10番の根本鼓太郎(大学1年/横浜桐蔭大)が良い状態でパスを受けて前進。左サイドのMF名願斗哉(3年/履正社)、右サイドの高橋輝(3年/大宮U18)も積極的に仕掛け、ゴール前にボールを運んだ。