東住吉総合イレブン(写真=会田健司)

 試合後、勝利した三国丘の長井一也監督は「うちとしては上出来な試合。3年生が抜けてからやり始めていることがようやく形になって来て嬉しいです」と新チームになってから取り組んできたサイドからの崩しと、ゴール前に人数をかける攻撃に手応えがあったとコメント。

 新チームになってからは「ほとんどの試合で負けてきた」という三国丘。しかしこの公立校大会は得失点1差で決勝トーナメント進出を決め自信を付けると、この試合では失点はあったものの4ゴールを決めて勝ち切った。

 次の相手は芦間vs茨木の勝者となるが、指揮官は昨年のプレ大会を制し「勉強でもライバル」の茨木との進学校対決を「共通テストの平均は負けてしまったのでサッカーぐらいは勝ちたい」熱望。「文武両道を掲げているので一つでも上に行きたい」と意気込んだ。

 一方、東住吉総合はベンチメンバーがいない状況でも最後までゴールを目指した。2ゴールを決めたFW一ノ瀬を筆頭に7人が1年生と、伸びしろが大きいチーム。敗れはしたものの今後に期待を持たせてくれる試合になった。

(文・写真=会田健司)

令和4年度 第1回大阪公立高校サッカー大会