試合後、摂津の上田監督は「立ち上がりはボールを保持できていたんですが、中々相手の守備ブロックを上手く崩すことが出来なかったので、そこがうちの課題かなと思います。後半は相手が前掛かりになって疲れも出てきたので、自分たちの狙いとする攻撃で得点できましたが、ハイプレッシャーの中でも相手を見てサッカーが出来ないとあかんかなと思います」と課題を口にしながら試合を振り返った。

 ボランチとしてゲームを組み立て、CKからチームの2点目を生み出したMF森は「今年初めての公式戦だったので試合前の雰囲気もピリついていていつもの試合とは違うな」と感じながらも、「前半はちょっと慌てる部分が多かったんですが、徐々に自分たちのペースで出来るようになってきて、そこからはいつものサッカーが出来ました」と自身今大会初出場となった試合を振り返った。

 この試合では左足から放たれる正確なキックで局面を変える事の出来るMF森の存在が摂津には大きかった。「自主練でも結構やっていますし、キックは自分の武器」と言うMF森。「いつも意識している」というMF河崎が左サイドでフリーになれるタイミングで対角に浮き球を通すホットラインで再三チャンスを作った。

【次のページ】 決勝トーナメント準々決勝 摂津 vs 高槻北(5)

令和4年度 第1回大阪公立高校サッカー大会