昨年、府リーグ2部で優勝したトップチームでも活躍したMF森は、「去年よりも対戦するチームのレベルが上がって、そこに戦術も球際も勝っていかないといけないので、自分たちのレベルも上げていかないといけない。まずは強度を上げて、自分たちでもっと話し合うことを意識してやっています」と1部で戦うことを見据える。

 チームの舵を取る背番号8は「しっかり準決勝も勝って決勝に行って優勝したい」と今大会で優勝しリーグ戦に繋げるつもりだ。

 一方、ここで大会を去ることとなった高槻北。今大会では足元の技術で相手を剥がしてズラし続ける魅力的なサッカーを垣間見ることが出来た。しかし、守田監督が「もっと出来るのに」と話していたように、ゲームの緊張感や相手の圧力に飲まれてしまう場面もあっただけに、この大会での経験を活かし自分たちのサッカーをさらに突き詰めていきたいところだ。

(文・写真=会田健司)

令和4年度 第1回大阪公立高校サッカー大会