見事に優勝を飾った大冠イレブン(写真=会田健司)
大冠1点リードのまま後半を迎えると、両チームの優勝への気持ちがぶつかり合い、試合は激しさを増していく。
まずは同点に追いつきたい芥川。43分にはDF小泉のヘディングシュート、52分にはMF清水のクロスにMF14仲谷康(1年)が飛び込みシュートを放つも決められない。チャンスを逃した芥川は逆にセットプレーからピンチを招く。
DF小泉を中心に体を張り、クロスバーにも助けられここを切り抜けた芥川だったが、最後まで大冠ゴールをこじ開けることは出来ず。タイムアップの笛が鳴り、大冠が1-0のまま逃げ切った。
ゲーム後、決勝ゴールを決めた大冠のキャプテンMF小池は「この新チームが始まって3か月間でずっとCKやセットプレーを強みにすることを目標にやってきたので、このトーナメントでは3試合点を決められていなかったけど、この試合でCKから決められて良かったです。あの時は"やっと決まったな"と思いました」とゴールシーンを振り返った。
そして枚方出身の小池だが「大冠に入って"高槻で一番になる"という意識になりました」と話し、「"絶対に食うぞ"という気持ちでやりましたし、自分がわかる範囲では3試合ぐらい芥川に負けていて、正直いいイメージは今日もなかったんですけど、高槻のライバルとして絶対に負けられないという意識で全力で戦いました」と強い気持ちで芥川に挑んだと明かした。