大冠の都浩司監督は決勝トーナメントに入ってからノーゴールが続いていただけに「やっと点が入りましたね(笑)」と久しぶりの得点に安堵の表情。「(無得点が続いていたが)その分、4試合無失点。後ろの選手は全員一年生なので、たくましくなったな」と1年生ながら無失点を続けた守備陣を賞賛した。
決勝はナイトゲームということもあり、朝学校に集まってから映像で相手の分析をしたという大冠。しかし、選手たちは自主的にその30分前から集まって話し合い、この試合のメンバーもシステムも選手たちが決めた。指揮官は「3日間ぐらいは自分たちで練習も考えてやっていました。その"自分たちでやれる"というタフさがあったので今日も押し込まれていましたが、自分たちで対応出来たんだと思います。僕からは『この舞台を楽しもう!』としか言っていない」とコメント。
強度と運動量で今大会を制した大冠だが、試合中に選手たちが熱くなるシーンでは必ずと言っていいほど「笑顔!」とベンチから声をかけていた都監督。「やっぱり笑顔の時が一番パフォーマンスが上がりますし、サッカーは楽しいものなので。こんな舞台でやらせていただいて最高ですよね」とその意図を話す。