長崎総科大附、創成館との優勝候補同士の一戦を4-0で完勝
ゴールに喜ぶ長崎総科大附イレブン(写真=藤原裕久)
「覇権奪回」。
両チームが掲げる今年のテーマを挙げるとすれば、それはこの言葉に尽きるだろう。昨年、県内の公式大会全てで準決勝以上に進出しながら、国見と長崎総科大附の前に敗れ無冠に終わった創成館。一方、県リーグ・県新人戦・県高総体を制しながら選手権出場という最大の目標を達成できなかった長崎総科大附。そんな県内2強が、1月28日に国見総合運動公園多目的広場で開催された令和4年度長崎新人戦(新人選手権大会)準々決勝で対戦。試合は2強の対戦としては予想外の大差で決着した。
勝負の大きな分かれ目となったのは前半10分。立ち上がりから、互いに素早い寄せと長いボールを狙い合う中、長崎総科大附は速攻から右サイドの仲宗根惺、甲斐智也へとつなぎ、定方敏和監督の「シュートを打って終われ!」の声に合わせるように打った甲斐のシュートが決まって先制点を奪取。力差の大きくない創成館に対し「固さがあって、あまり良くなかった(定方監督)」前半に1点を先制したことでゲームの流れを一気に引き寄せた。
▽令和4年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和4年度長崎新人戦(新人選手権大会)