近大和歌山 vs 和歌山北(写真=森田将義)
奪ってからは、体調不良者が出たことで出番を得たMF16隅田隼多(1年)が左足でサイドを変えて、攻撃のスイッチを入れる。前半18分には右CKからファーに流れたボールをDF25上ノ坊颯太(1年)が折り返し、混戦からDF4近藤暖人(2年)がシュートもGK1藤原啓二郎(1年)に阻まれた。
32分にはサイドチェンジで右サイド高い位置をとったDF2寺本涼也(2年)がスローインを獲得すると、近藤がロングスローをゴール前へ。MF7千葉博人(2年)のシュートはGKに阻まれたが、こぼれ球をFW9大内飛翔(1年)が押し込み、先制に成功。前半終了間際にも、近藤のロングスローをファーのMF19岡本直己(1年)が折り返し、最後はDF3川本大輝(2年)が決めた。
エンドが変わった後半は近大和歌山のペース。後半6分には、左CKのこぼれ球をMF7佐久間瑛介(1年)が決めて、1点差に詰め寄った。以降はMF10尾藤瑠偉(2年)がテクニカルなドリブルでDFを引き寄せ、左から繰り出すスルーパスで見せ場を作ろうとしたが、「今日は最後まで、全員が集中できていたのが良かった」と振り返る近藤と川本のCBコンビを中心に最後まで身体を張った守備を披露し、同点ゴールを与えない。我慢の時間を抜けた28分には近藤がPKを決めて、3-1で勝利した。
▽令和4年度和歌山新人戦(新人選手権大会)
令和4年度和歌山新人戦(新人選手権大会)