"やり方次第で勝てる"を証明…和歌山北が”難敵”近大和歌山を下して決勝進出

和歌山北は近代和歌山に勝利して決勝進出を果たした(写真=森田将義)

 2月11日、令和4年度和歌山新人戦(新人選手権大会)の準決勝2試合が、やたがらすサッカー場で行なわれた。第2試合の近大和歌山和歌山北の一戦は3-1で和歌山北が勝利し、12日に行なわれる決勝へと駒を進めた。

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 「戦力的に言えば、うちはトップ下。初芝橋本、近大和歌山という2トップの間をどうやって抜けて行こうか常に考えている」。そうやって笑うのは和歌山北の中村大吾監督だ。

 県外の選手が入学してくる私立とは違い、県内の選手のみで戦わなければいけない公立の難しさはあるが、選手の頑張りと戦い方次第では十分に戦える。2年連続で選手権に出場中の近大和歌山に挑んだ一戦は、和歌山北らしさが垣間見えた一戦だった。

 立ち上がりから拮抗した展開が続くなか、時間の経過とともに和歌山北が流れを引き寄せる。「近大和歌山はいつも通り距離感が良く、ボールを付けて動かしていたので、うちは粘り強く守備するしかなかった。ファーストが激しく行って、挟み込めていたのが良かった」(中村監督)と守備からリズムを生み出した。

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▽令和4年度和歌山新人戦(新人選手権大会)
令和4年度和歌山新人戦(新人選手権大会)