10番の朝野夏輝のゴールなど初芝橋本が3得点(写真=森田将義)

 序盤の主役となったのは、今年のエースとして期待される朝野。「1年の時はFWで、昨年はサイド。サイドだと技術がないので苦しんだけど、今年は3‐4‐3の1トップになって、自由に動けるのでやりやすい」と序盤から最前線で躍動する。

 6分には自陣からのロングボールを味方が頭で逸らしたボールを拾って、GKとの1対1を決めた。以降も、ボールを奪ったら素早く前にボールを付けて、技巧派のMF18竹内崇真(2年)や俊足のFW11大薗一柊(2年)とともにゴールへと迫っていく。24分には相手エリアの右中間でボールを受けた大薗のパスから、大外を駆け上がったDF2坂本夢人(2年)がクロス。朝野の折り返しを、MF24河﨑慶二(1年)が決めてリードを広げた。

 守備でも和歌山南陵のキーマンであるMF10入屋奏斗(2年)に素早く身体を寄せ、自由を与えなかったが、前半終了間際にはDF陣の対処ミスを入屋に右サイド深い位置まで運ばれた。ゴール前に入ったボールもクリアしきれず混戦になると、ラストはFW13内田桜太(2年)に決められ、2-1で試合を折り返した。

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▽令和4年度和歌山新人戦(新人選手権大会)
令和4年度和歌山新人戦(新人選手権大会)