畝傍主将のMF岡田奈朗(写真=森田将義)

 対する一条はボールが落ち着かなかった前半の戦いを修正すべく、前半終盤にFW9中道海(2年)を投入し、前線でプレーしていたMF10木場空希(2年)を中盤にスライドさせた。前半は枚数を合わせてボールを奪いに来た畝傍のプレスに苦しむ場面が多かったが、後半は上手く剥がして相手エリアに攻め込む場面が増え始めた。後半16分にはFW7井寺克仁(1年)のポストプレーから右に展開し、MF11水田空(2年)がカットインからゴールを狙ったが、1点が奪えない。

 33分に右サイドでのFKから、久下がシュートを放つなど後半の畝傍はセットプレーとカウンターでチャンスを演出。後半終了間際には、中盤からのパスでFW21川原隆世(2年)がDFの背後を取ろうとしたが、DF22桑波田翔星(2年)のカバーリングに阻まれ、両者無得点のまま前後半を終えた。

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▽令和4年度奈良新人戦(新人選手権大会)
令和4年度奈良新人戦(新人選手権大会)