オウンゴールはMF藤田祥真のFKから生まれた(写真=多田哲平)
早い時間にリードを得た浜名だったが、その後は反撃を狙う富士市立の攻撃の後手に回る。27分にはFKから、38分にはCKの流れから、いずれもFW11佐々木英貴(2年)にゴールに迫られた。
さらに後半に入ると、より守勢を取ることになる。テンポの良いパスとドリブルを織り交ぜてくる富士市立のアタックに苦心し、何度もゴールを脅かされた。
それでも、MF6浅井遥太(2年)とMF15林拓海(2年)の2ボランチの出足の早い寄せや、DF3細見和志(2年)とDF18小島一輝(1年)の体を張ったブロックで相手の猛攻を凌いでいく。相手がフィニッシュ精度を欠いていたことも幸運だったが、GK12平出新之介(1年)も声を張り上げ守備の集中力を切らさなかったことも大きかった。
結局そのまま虎の子の1点を守り抜き逃げ切りに成功。今大会ここまでの4試合を完封のまま準決勝へと駒を進めた。次戦では清水桜が丘と相まみえる。
▽令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)
令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)