明秀日立は5年ぶり3回目の新人戦制覇を果たした(写真=矢島公彦)

 後半に足が止まってしまった境は、一矢報いようとMF10片野雅斗がドリブルで明秀日立ゴールに迫るもネットを揺らすことは出来ず。7-0の大差で明秀日立が勝利し、5年ぶりに新人戦を制した。

 明秀日立の萬場努監督は「最初は相手との組み合わせが上手くいかない時間もありました」と振り返る。それでも今大会で指揮を執っていた伊藤真輝コーチがハーフタイムに『後半は風上に立つから、もっとリラックスしてやれば大丈夫』と声をかけたことで、後半は流れを浮かんで試合を進められたという。

 「勝てる時にしっかりと勝つ。そういう経験が最後大切になるので、コンディション管理を含めて、しっかりと大会が出来た事が大切」と指揮官。決勝戦は圧倒的に有利な状況での勝利となったが、「どんな形であれ優勝には変わりない」と、準決勝を除いた4試合を38得点・無失点で駆け抜けた選手を称えた。

(文=古部亮、写真=矢島公彦)

▽令和4年度茨城新人戦(新人選手権大会)
令和4年度茨城新人戦(新人選手権大会)