C大阪U-18のDF川合陽は体を張って奮闘した(写真＝多田哲平)

　神村学園の有村圭一郎監督は以下のように試合を振り返る。

　「内容どうこうはあるが、今日は勝負に徹した。最初は縦パスの間隔が分からなかったが、前半途中から慣れてきた。リズムが良くなるかなと思ってた時に、夢希がスーパーゴールを決めてくれた。後ろも頑張ってくれて最初の1本以外はあまり危ない場面は作られなかった。粘り強く戦えました」

　また「去年上がれなかったのを経験していて、3年生が1、2年生に良い舞台を用意してあげたいというのは常日頃言っていたので、それが現実になって良かった」と最上級生の健闘を称えた。

　一方でC大阪U-18は惜しくもプリンスリーグへと降格となった。それでも個々の能力の高さは垣間見せた。木實とFW9金本毅騎(3年)の2トップは精力的にパスを引き出して攻撃を推進し、MF19末谷誓梧(3年)は切れ味鋭い突破を何度も披露。DF5川合陽(3年)とDF7和田健士朗(3年)のCBコンビは体を張って守備に奮闘した。

(文・写真＝多田哲平)