試合後、勝利した旭川実の冨居徹雄監督は「ボールの回収にフォーカスしていたのですが、そこが切れなかったのが良かったと思います。後半に危ない時間帯もあったんですが、それ以外では回収率を上げていけたのが良かったと思います」とセカンドボールを拾い続けたことが勝因だったと試合を振り返った。

 そして「10年前に勝ち点1で終わって、これを目標に10年やってきたので本当に良かったです」と前回の降格からようやく昇格出来たことに安堵した指揮官は「トーナメント戦で結果を出すという課題も来年、再来年でやっていかないとなと思います」と今後を見据えた。

 1回戦のためにチームに帯同しながらもシードになったため今大会を欠場したMF渡辺について「健斗の分までみんなで頑張ろうと強い気持ちで挑みました」と明かしたMF樫山は「全チーム強いので厳しい戦いになると思いますが、負けても自分たちの力にして自分たちの取れなかった選手権もとって欲しいと思います」後輩たちにプレミアでの戦いを託した。

(文・写真=会田健司)

▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2022プレミアリーグプレーオフ(参入戦)
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