帝京イレブン(写真=会田健司)

 試合開始から怒涛のハイプレスを仕掛けた米子北はタレント軍団の帝京を圧倒。1分に早速決定機を作ると、2分には先制点を奪う。

 スローインの流れからFW9福田秀人(3年)が頭で逸らしたところをゴール前でフリーになったMF15仲田堅信(2年)が「福田君が僕の動きをみてくれていると思って、スペースが空いていたので、そこに思い切って入って行ってシュートを振り抜きました」と豪快に蹴り込んだ。

 開始早々のゴールでさらに勢いを増した米子北はその後も次々とチャンスを作っていく。しかし福田がゴールネットを揺らした場面がオフサイドになるなど、追加点は奪えず。

 それでも前線からのハイプレスとブロックを的確に使い分け、局面で剥がされる場面でも、2度追い3度追いとプレスバックして相手を囲い込んでボールを奪い、ゴールに矢印が向かう素早い攻撃を仕掛けていった。

 自分たちのペースに持っていくことが出来ない帝京もアディショナルにFW13齊藤慈斗(3年)がボックス内で競り合い、そのこぼれを拾ったFW10伊藤聡太(3年)が右足で狙う。しかしこれは枠を捉えることが出来ずに1-0のまま前半を終える。

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