米子北イレブン(写真=会田健司)

 後半に入ってもゲームの流れは変わらず、次のゴールを手にしたのも米子北。53分、高い位置でボールを奪いショートカウンター。MF10中井唯斗のスルーパスで中央右を抜け出した福田が「フリーなのが見えていて決めれる自信があったので、ファーストタッチも上手くいってしっかり決めれました」と大きな追加点を奪った。

 米子北は終盤、帝京にボールを握られる時間が長くなると、73分に2枚替えでシステムを3バックに変更。ボールを持たせながらも決定機は与えない守備で逃げ切る盤石の体制を敷く。

 しかし米子北のディフェンスリーダーであるDF2森川和軌(3年)が負傷し、治療でピッチの外に出ると、帝京がその隙を突く。88分、スルーパスで中央を抜け出したMF23山崎湘太がボックス内で倒されPKを獲得。これを齊藤が決めて2-1。

 ついに米子北の牙城を崩した帝京だったが、残り時間があまりに短く、森川の戻った鉄壁のDF陣から同点ゴールを奪えないままタイムアップ。2-1で米子北が逃げ切りプレミア昇格を勝ち取った。

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