所沢も7失点したものの奮闘した(写真=多田哲平)
西武台の攻撃は止まらない。
77分に右SBのDF20高橋宥輝(1年)の精密なクロスから途中出場のMF17遠藤秀悟(1年)が体を逸らしながら技ありのヘディングでゴールを奪取。さらにその1分後の78分には左サイドを崩すと、クロスのこぼれ球にこれまた途中出場のMF18泉谷俊(1年)が反応して押し込んだ。
計7ゴールとさすがの決定力を見せつけた西武台だが、見事だったのは攻撃だけではない、守備ではほとんど隙を見せず、被シュート数は0本に抑えてみせた。
奪われれば素早い出足でボールを狩り取り、最終ラインではDF4小池悟史(2年)とDF5谷口輝(1年)のCBコンビが門番となった。
危なげなく初戦を突破した西武台は1月28日の3回戦で所沢中央と対戦する。
一方で敗れた所沢も強豪相手に懸命に戦った。パスをつながれてスタミナの消耗が激しいなかでも、全員が終盤まで運動量を落とさずに走り切ったのは称賛に値する。DF26寺嶋凛太(1年)はクロスを度々はね返し、FW10加藤岳矢(2年)は劣勢でもカウンターを狙い続けた。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)