決勝点となるゴールに喜ぶ遠野の選手たち(写真=森田将義)
攻撃が実を結んだのは、15分。右サイド高い位置から、DF2小林拓斗(2年)が入れたロングスローを菅澤が合わせて均衡を崩すと、20分には中盤での跳ね返しを受けたFW9津島巧(2年)が強引にゴール前を抜け出し、シュート。こぼれ球をFW11米谷壮史(2年)が押し込んだ。
立て続けに2点を奪った攻撃陣同様、守備も順調な滑り出しを見せる。今年の目標は例年同様、相手にシュートを1本も打たせないパーフェクトな守備。前日の試合では10点を奪う一方、ミスからシュートまで持っていかれたのが反省点だったという。「DFのリーダーという責任がある中で、軽率なプレーをしてしまったので反省して、今日は絶対ゼロで行こうと思っていた」と振り返るのはDF5小泉佳絃(2年)。「相手に打たせようと思った時点で負けだと思っているので、そこに持ってかせないような距離がとれる全員で話していた」とFW9泉海斗(2年)、FW10長谷川悠真(2年)の思い切りの良い突破を中心にカウンターの機会を伺った秋田商にシュートを打たせる隙すら与えない。後半5分に泉のスルーパスから、MF8後藤楓太(2年)がゴール前に抜け出した場面も、GK12長谷川龍也(2年)がタイミングよく前に出てシュートを0本に抑えた。
▽第22回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第22回東北高等学校新人サッカー選手権大会