3点目のゴールを喜ぶ青森山田の選手たち(写真=小林健志)

 試合は立ち上がり早々の3分に動いた。MF杉本英誉(2年)のクロスからMF川原良介(2年)がヘディングシュートを決めた。「体力的にしんどい状況だったので、前半で勝負を決めようと思っていました。良い形で1点取れて良かったです」と正木昌宣監督も早い時間の先制点に安堵した。

 その後は遠野がミドルシュートなどで決定機をつくったが、27分青森山田は小沼のロングスローからFW米谷壮史(2年)にボールが渡り、パスを受けた杉本の強烈なシュートはDFに当たってゴールに突き刺さり、リードを2点に広げて2-0で前半を終えた。

 後半も青森山田が主導権を握り、43分杉本のスルーパスを受けたFW津島巧(2年)がGKとの1対1で落ち着いてシュートを決めて3点差とした。遠野はMF昆野翔太(2年)を軸として攻撃を組み立てたが、ゴールを奪うことはできなかった。このまま3-0で試合終了し、青森山田の優勝が決まった。

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▽第22回東北高等学校新人サッカー選手権大会
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