鹿児島城西 vs 長崎総科大附(写真=松尾祐希)

 それでも守備陣が粘り強く対応。なんとか凌いで、得点を許さない。試合は70分で決着が付かず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。

 ここでヒーローが現れる。GK橋口竜翔(2年)だ。1本目を外して迎えた2本目と3本目を見事にストップ。頼れる守護神が2本をセーブする大活躍でチームを勝利に導いた。

 21日の決勝では神村学園と対戦する。鹿児島県新人戦では2-0で勝利している相手。チームとしてはもう1度勝ち、インターハイ予選に向けて弾みをつけたいというのは誰もが思っている。「絶対に負けたくない」とは芹生の言葉。鹿児島城西が5年ぶりの優勝に向け、最大のライバルに立ち向かう。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会
令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会