値千金の決勝ゴールを決めたのはDFの山内恭輔(写真=多田哲平)

 日本高校選抜は立ち上がりから丁寧にパスをつなぎながら攻撃を組み立てていく。徳永と真田の2ボランチは巧みなゲームメイクでチームのリズムを創出した。

 11分に塩貝の抜け出しで敵陣を襲うと、最後は小池がバー直撃のミドルシュートを放ち、13分にも小池がゴール右への際どいシュートを見舞った。18分には右サイドから高足がゴールに迫る。

 一方で守備も堅実。多久島が器用にラインをコントロールしつつ、大田が相手1トップのFW9太田龍之介(明治大学)に厳しく食らいついた。GKの上林もファインセーブでDF陣の奮闘に応えた。

 ところが30分過ぎからじわじわと関東選抜Bに押し入られる機会が増加。すると39分、ペナルティエリア外中央でボールを受けたMF10吉尾虹樹(法政大学)に鮮やかな右足ミドルを決められ、先制点を献上する。

 そのまま1点ビハインドで試合を折り返すことになった。

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