大会初勝利を飾った日本高校選抜(写真=多田哲平)

 日本高校選抜を率いる仲村浩二監督(尚志)は会心の勝利に「率直にめちゃくちゃ嬉しいです」と笑顔を見せ、以下のように大会を振り返った。

 「このデンソーカップに高校選抜が参加することを受け入れてくれた大学連盟さんの懐の深さを感じながら。でも本当におんぶに抱っこで、勝てないのにこの大会にいるわけにはいかないじゃないかと、そういうプライドは持っていました。引いて戦うこともできたけど真っ向勝負で点を取りに行って、全試合点が取れて、最後は勝てた。気持ちのこもった試合ができて本当に嬉しいです」

 大学生との戦いを通して逞しさを増したチームは今後、3月31日から4月2日まで3日間、千葉での直前合宿を行い、4月2日から同12日までドイツ遠征を実施する。

 仲村監督は「ここからまたメンバーを絞るのは、僕には無理です」と苦悩を明かしつつも、「ここまでは選手の特徴を見ることに注力しましたけど、ここからはチームとしてどう機能していくかにフォーカスする。また大学で各々がレベルを上げて帰ってきてくれるかというのも課題になる」と、次なる戦いに向けて意気込んだ。

(文・写真=多田哲平)

▽第37回デンソーカップチャレンジサッカー
第37回デンソーカップチャレンジサッカー