名願の後の10番を背負い躍動した履正社MF倉田竜雅(写真=会田健司)

 そして「名願君はチームが困っているときに出せば助けてくれる存在だったので、僕もチームを救える存在になりたい」と話した倉田は「相手にシュートを1本も打たせない。無失点で尚且つ複数得点を取る」と今大会を完全制覇しプレミアに繋げると闘志を燃やした。

 一方、近江は相手よりチャンスを作りながらもノーゴールでの敗戦となってしまった。しかし5本のシュートを放ったMF10山門立侑(2年)を筆頭に、どこからでも攻めることが出来る攻撃的なサッカーをみせてくれた。新チームはプリンス関西1部でガンバ、セレッソ、サンガとJユース勢とも対戦する。この攻撃的なサッカーで近江がプリンスを盛り上げてくれそうだ。

(文・写真=会田健司)

▽第75回近畿高等学校サッカー選手権大会
第75回近畿高等学校サッカー選手権大会