帝京 vs モンテディオ山形ユース(写真=佐藤亮太)

 今回のイギョラ杯は、全国区の強豪とのまたとない、いわば腕試しの場。

 2日間で4試合というハードな予選日程もなんのその。「怪我のリスクはある。でも、タフにやっていこうというメンタル」と内山監督はメンバーを大きく替えず、戦い、チームを練りあげている。

 そんな山形ユースにとって刺激になっているのは今季からガンバ大阪に所属するDF半田陸。半田は山形県出身で、モンテディオ山形ジュニアユース、ユース、そしてトップチームに昇格し、今季、G大阪に移籍した。先日、発表された第二次森保ジャパンの初の親善試合に初招集された。

 「(半田のことを)誰も悪く言う人はいない模範的な選手。ずっと上を目指してやってきた。山形からA代表ですよ!いまの選手にも話をするとともに僕らにも刺激になる」と長くアカデミーを指導した内山監督は目を細めている。

 まだ春遠い山形から東京への武者修行。モンテディオ山形ユースは何を掴むか。

(文・写真=佐藤亮太)

▽第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー
第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー