神戸弘陵 vs 日大藤沢(写真=佐藤亮太)

 鋭い攻めを見せる一方、守備では速く厳しいチェックで相手を封殺。双方、持ち味を存分に出しあった。今回は35分ハーフ70分の試合だったが、通常通りの90分だったら、また違った結果になったかもしれない。それだけ面白い試合だった。

 「(神戸弘陵は)良いチームで強いなと感じた」と1得点・1アシストの日大藤沢MF10安場は「こちらも上手く対応したが相手は引かず、プレスをかけ続けてきた。失点しなかったが、とても良いチームだった」と相手の手強さを評した。

 そして「真っ向勝負だったのは事実」と佐藤輝勝監督。しかし見方は厳しい。この日の戦い方では不十分で、拮抗しているからこそ相手の良さを消さなければならないと断じた。

 また1点目から2点までが約56分と長かったことに触れ「守備では良い入りができていた。そこで圧倒できれば良かったが、相手に時間を与えれば良いサッカーをされてしまう。(イギョラ杯でここまで)2勝同士。良いものは持っている。こちらがリスペクトしても(相手に良さを)出させてはいけなかった」と反省を口にした。

 2-0のスコアとなったがシュート数は神戸弘陵4本、日大藤沢6本と大きな差はなかった。では、勝敗を分けた要因はなにか。

 神戸弘陵・谷純一監督はこう振り返る。「最初、決められたあと、こちらに2、3回、決定機があった。あそこでひとつ決めっていれば流れは変わった」と決定力の差を挙げるとともに「後半、時間がなくなり、点を取りにいくなか、逆に取られてしまった。慌てたところがあり、もう少し落ち着いたプレーができれば、もうひとつふたつチャンスはあった」とメンタル面を指摘。新チームならではの課題といえる。

 がっぷり四つの我慢勝負だからこそ、ひとつのプレーや判断、チームに漂う心理状態が勝敗を分けたと言える。

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▽第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー
第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー