北野イレブン(写真=会田健司)
すると25分に試合が動く。押し気味に試合を進めていた富田林が敵陣左サイドでFKを獲得。「ニアでつぶれてもらってファーで決めるあの形はずっとやっていた」というDF24橋本敦空海(3年)が小川の上げたクロスに頭で合わせると、これがゴール左に収まりネットを揺らした。
先制を許した北野もギアを上げて反撃に出る。29分には左ポケットにMF11池田明央(2年)がドリブルで切り込んで決定機を作り出したが、ゴールには繋がらず。富田林が1点リードのまま前半を終える。
後半に入り同点に追いつきたい北野は37分にMF8原田悠宇(2年)がドリブルでボックス内に侵入しチャンスを作るも、これは富田林のDF陣が身体を張ってゴールを死守。富田林は47分にバイタルエリアで小川がドリブルで勝負し、倒され獲得したFKをMF11森下陽翔(3年)が意表を突いたクイックで直接狙うも、このシュートは枠を捉えられず。
最後まで執念を感じさせるプレーでゴールを目指した北野だったが、同点ゴールは生まれずそのまま試合終了。1-0で逃げ切った富田林が2回戦進出を決めた。
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選